いらっしゃいませ!


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ダイエットをするときは食べるものにも
気を使いますよね。

選択肢も少なくなります。

そんななか、選択肢の上位に来やすい
食品もあります。

蕎麦もその一つです。

しかし、本当のところ蕎麦は
ダイエットに向いているのでしょうか?


■蕎麦と日本

 蕎麦の日本への伝来は奈良時代以前です。

 当時は「食膳にも据えかねる料理」と
 評されるほどで
 都の上流階層である貴族や僧侶からは
 蕎麦は食べ物であるという認識すら
 ありませんでした


 あくまで農民が飢饉などに備えて
 わずかに栽培する程度の雑穀だった
 と考えられています。

 食べ方も今のように麺状ではありません。

 粒のまま粥にしたり、いまでいう蕎麦掻きのように
 団子状にして食べていたそうです。

 今のような麺状の蕎麦は蕎麦切りと呼ばれ、
 江戸時代初期に寺院でふるまわれ、
 そこから江戸の町中に急速に
 拡まっていったのです。

 そして、ついには諸大名から将軍家に
 献上される品にまでのぼりつめていきました


 蕎麦は意外と苦労人なのですね。


■蕎麦の製法と種類

 蕎麦の原材料は蕎麦粉ですが、
 蕎麦粉だけで作られているわけではありません。

 蕎麦粉だけでは練ってもまとまりが悪いため、
 つなぎとして小麦粉が用いられているのです。

 小麦粉と蕎麦粉の比率により、
 種類が分けられています。

 ・十割蕎麦      …蕎麦粉100%です、
 ・(内)二八蕎麦…蕎麦粉と小麦の比率が8:2です
 ・外二八蕎麦  …蕎麦粉と小麦の比率が10:2です
 ・逆二八蕎麦  …蕎麦粉と小麦の比率が2:8です

 逆二八蕎麦は立ち食い蕎麦やインスタント麺を
 指しますが、実際に比率が2:8ではありません。

 公正競争規約で蕎麦粉の比率が3割以上でないと
 「そば」と称してはいけないからです。
 (これが多いか少ないかは別ですけど)


■なぜ蕎麦=健康のイメージがついたのか

 蕎麦は米(精白米)や小麦(うどん)に比べて
 総じて栄養素が豊富だからです。

 以下、七訂日本食品標準成分表から
 蕎麦の栄養素をみていきましょう。

 たんぱく質は米が2.5gに対して蕎麦が4.8gと
 なんと約2倍です。(ちなみに小麦が2.6g)

 また、ビタミンB群も多いです。

 疲労回復効果のあるビタミンB1は
 米が0.02mgに対して蕎麦が0.05mgです。
 (ちなみに小麦は0.02mg)

 ビタミンB1は糖質をエネルギーに変換する際に
 使用されるため、蕎麦の糖質を効率的に
 エネルギー化できます。

 皮膚や粘膜を保護し、成長と生殖を助ける
 はたらきがあるビタミンB2は
 米が0.01mgに対して蕎麦が0.02mgです。
 (小麦は0.01mg)

 ミネラルも抜群です。

 現代社会の食生活で不足しがちな鉄分は
 米が0.1mgに対して蕎麦が0.8mgと
 約8倍になります。(小麦は0.2mg)

 特筆すべきはポリフェノールの一種である
 ルチンが豊富であることです。

 ルチンは
 毛細血管を強化させ、血圧を安定させます。

 このように蕎麦単体でも栄養素が豊富なため、
 蕎麦=健康というイメージが付いたのです。


■蕎麦を食べると痩せる理由

 蕎麦には食物繊維も豊富なため、
 脂肪の吸収を抑える
ことができます。

 また、蕎麦は消化が早い食品です。

 そのため、胃腸への負担が少ないため、
 口にした食べ物から効率よく栄養を
 補給することができます。

 このように米や小麦に比べて
 太りにくい食品なのです。

 ですが・・・。


■食べ合わせに注意しなければならない

 だからと言って、ごはんを蕎麦に変えればよい
 ということではありません。

 糖質量は実はうどんよりも高いからです。

 そのため、蕎麦も食べ過ぎると
 太る原因
となり得ます。

 また、食べ合わせにも注意です。

 蕎麦屋に行くと、おにぎりや親子丼、かつ丼を
 加えて注文することが多いかと思います。

 前述のように糖質量が高いので
 ごはんものを加えてしまいますと
 糖質過多となってしまいます。

 また、蕎麦単体だけではたんぱく質や
 脂質が不足します。

 蕎麦は米や小麦に比べてたんぱく質は
 豊富ですが、米や小麦と比べて豊富なだけで、
 卵や肉に代用できるものではありません

 以上から、蕎麦を食べるときは
 炭水化物をこれ以上とらずに
 たんぱく質や脂肪をいかにとるかを
 考えてサイドメニューを選ぶ必要があります。


■蕎麦=健康と思っている人は健康リテラシーが低い

 以上のように、蕎麦を食べるときは
 食べ合わせに注意する必要がありますが、
 世間的にこのような認識はないかと思います。

 世間でも蕎麦の評価は
 「カロリーが低くて栄養豊富」というものです。

 それは蕎麦を売っている業者が蕎麦の良い面のみを
 大々的に公表しているからで、
 蕎麦のデメリットにあえて言及していないからです。

 そのため、世間には蕎麦の良い部分だけ頭に残り、
 蕎麦=健康という認識が拡がったのです。

 また、健康やダイエットにおいて
 カロリーを重視することが
 世界的な主流になっているのも拍車をかけています。

 ですが、カロリー制限による健康法には
 各実験により間違いであることが
 証明されつつあります。
 (ダイエットは効果的ですけどね、継続できれば)

 以上のような情報は少しでも健康に気をつけて
 アンテナをはっていると簡単に入ってきます。

 蕎麦をただ単に健康と思っている人は
 普段から健康を意識が低く、
 リテラシー(知識)も低い人が多いですね。


■蕎麦はこんな目的で食べましょう

 蕎麦はビタミンB1が豊富なので、
 蕎麦に含まれる糖質を非常に効率良く
 エネルギーに変える
ことができます。

 疲労回復として最適です。

 また、蕎麦は消化が非常に良い食品のため
 胃腸への負担を軽減できます。

 以上のことから、体調が悪いときや疲労が溜まっているときに
 食べると良いでしょう。

 麺なので、食べやすいのもいいですよね。

 これからの暑~い夏場でバテたときにおすすめです。