いらっしゃいませ!

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カロリー、気にされていますよね。

日本人のダイエットの基本は
カロリー制限が主流となっていました。

しかし、実はカロリーを制限する
ダイエット法はもう時代遅れと
なっています。


■カロリーとは

 「カロリー」とはエネルギーの単位です。

 1ℓの水の温度を1℃上げるために
 必要なエネルギーが1kcalです。

 人間も活動をしていくために
 エネルギーを消費しますが、
 そのエネルギーは食べることで補給します。

 そのため、一定のカロリーをとらなければ
 身体が動かなってしまいます。

 目安は以下になります。

 【1日に必要なカロリー】

 成人男性の場合:1700~2000kcal
 成人女性の場合:1200~1500kcal

 ※身長、体重、活動状況(ほぼ座っているなど)
   によって目安は上下します。


■ダイエットとしてのカロリー制限

 カロリーは食品表示法でその表示を
 義務化されています。

 これにより、日本人はカロリーへの意識が高まり、
 ダイエットにおいてもこのカロリーを
 制限する方法が主流とされてきました。

 口からとるカロリーを制限すれば、
 活動に必要な残りのカロリーを体内から
 捻出しなければなりません。

 そのときに体脂肪からエネルギーを捻出しますので
 体脂肪が減り、体重も減るわけです。


■治療としてのカロリー制限

 三大生活習慣病の1つである
 「糖尿病」の治療としても
 カロリー制限が主流
です。

 私の祖母は糖尿病を患い、
 それまで丼ぶりいっぱいのごはんを
 たいらげていましたが、
 患ってからはごはんの量を計算するなど、
 カロリー制限をしておりました。

 ごはんを量りに乗せて
 カロリー計算をしていました。


■カロリー制限の問題点

 しかし、カロリー制限の食事療法には
 実は何の科学的根拠はないのです。

 正確には実験はされているが
 カロリー制限による改善が認められるような
 正確なデータがとれていないのです。

 また、ダイエットにおいても
 カロリー制限は続かないことが多いです。

 カロリー制限の食事は
 食べる量が制限されるので「ツラい」、
 食べるものも制限されるので「楽しくない」
 ために、挫折してしまうのです。

 そして、食べる量が減るということは
 筋肉を作るたんぱく質、脳のもととなる脂質も
 制限されてしまうため、
 脂肪ではなく筋肉が減少してしまい、
 脳の働きにも影響し、果ては認知症を
 患うリスクもあります。

 そのため、体重は減っていますが、
 身体の組織をすり減らしている危険な状態
 になってしまうのです。

 これらのことから
 カロリー制限のとらえ方が見直されています。

 
■糖質こそ制限すべき

 一方、糖質を制限することによる
 食事療法が見直されています。

 糖質を制限することにより、
 血糖値の上昇を穏やかに保つことで
 身体への負担を軽減することこそが
 糖尿病治療に最適
とされつつあります。

 そもそも糖尿病は
 血糖値の上昇を抑えるインスリンが
 正常に働かなくなり、
 血糖値が常に高くなってしまう病気です。

 そのため、血糖値を上げる糖質だけを
 制限すれば良いのです。

 また、ダイエットにおいても糖質制限は、
 糖質だけ制限すれば良く、
 たんぱく質も脂質も制限しないので
 筋肉をつけ、脳も健康な状態で
 減量できます


 より健康的に減量できるのです。

 そして食べる量は制限しないため、
 ツラくなく、楽しく食事ができるので
 継続しやすいです。

 これらの糖質制限による血糖の改善や
 減量効果は、実験により信頼性の高い
 科学的根拠がとれています



■ロカボという新常識

 北里研究所病院の糖尿病センター長である
 山田悟さんが
 この糖質制限の効果をフル活用し、
 健康にもダイエットにも使える
 「ロカボ」という食事法を提唱しています。

 当ブログでも記事にしていますので、
 ご興味のある方は一度ご覧ください。